「与える」という行為がもたらす2つの力

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ビジネス書や自己啓発本にはよく「与えることを考えなさい」「与えた分だけ自分に返ってくる」などの文句が書かれています。
また、企業では社会貢献としてのCSR活動がされていたり、有名人・芸能人は寄附やチャリティーイベントをよく行っています。

これは単に「良いことをしてますよ」と言ってイメージアップだけを狙っているわけではありません。「与える」という行為はもっと強力な効果を持っています。

敵意や嫉妬などの不満を沈静化するだけでなく、好印象を与える

松下幸之助は船場の自転車店で働いていた時代に、たばこを買い置きして客に売っていました。すると他の小僧さんから「幸之助だけがうまくやっている」という不満が生まれて、たばこの買い置きをやめさせられました。
このことについて『松下幸之助 運をひらく言葉 (PHP文庫)』には次のように書かれています。

松下は後に、「人と人との関係はむずかしいものだ。いま考えると、たばこで儲けた金を、全部といわんまでも一部出して、みんなにおごったらよかったんですな。そのときは若かったから気がつかなかった」と述べていますが、たとえよいことであってもほかから不平が出ることもある、世の中は自分一人ではない、ということを思い知ったのでした。

松下幸之助 運をひらく言葉 (PHP文庫)

周りの人間よりも裕福になってしまうと、世間からは「金持ちは貧乏な人にお金を与えるべき」とか「金持ちはもっと税金を払うべき」「ずるい」「人間は平等であるべき」などと言われ、敵意や嫉妬を買います。みんな自分より贅沢な人間を見ると嫉妬するのです。

しかし、稼ぎの一部を周囲に与えるとどうなるでしょうか。きっと感謝されるはずです。それどころか「儲けてくれてありがとう。もっと儲けてくれ。」と思われます。するとあなたがやっていることをやめさせようとする人がいなくなります。

与えることによって、まず不平不満が消えて、「あいつはいいやつだ」という評判を流してくれます。自分を応援してくれる味方を手に入れることができるのです。これが最初の利益です。

「貸し」は後に大きな利益を産む

与えられた側がその後どう考えるか考えてみましょう。
与えられた側は与えられっぱなしになることを望みません。与えた側にそのつもりが一切無かったとしても、与えられた側は「貸しができた」と感じるのです。そして、代金を支払おうとかそういう債務的な感情ではない、良心、対抗意識、貸しを返していない自分に対する自己嫌悪、世間体、貸しを返さないことによって嫌われるかもしれないという恐怖といった感情が生まれます。
どのような感情を抱くかは相手の個性によりますが、大体これらの感情を持つと思います。

すると、何か機会があった時に相手は「貸し」を返そうとし、あるいは返します。
また、何かあった時に相手はあなたを裏切ったり、あなたはに逆らったりしにくくなります。恩を仇で返すというのは人間の良心が痛むものなのです。

まとめ

与えることで好印象と後の大きな利益を得ることができるだろうと考えられます。ただ最初から見返りは求めないほうがいいでしょう。あくまでも社会還元の一環と位置づけるのが良さそうです。

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